(D)リボーンツアー(復興応援スタディ)コース(初級)
宿泊(双葉亭)定員25名(現地枠5名)
参考:リボーンツアーとは
当コースは被災・復興状況の見学等を主体にしたコースです。
見学地ではじっくりお話を伺いながら質疑応答も行います。
サイクリングと組み合わせることでスポットとしての見学・体験ではなく、
地域全体の状況を感じることが出来ます。また合わせて素晴らしい自然を有する
ふたば地域でサイクリングの楽しさを味わうことができます。
・ 当コースは今後見学場所等の関係でコースが変更になる可能性があります。
(適宜お知らせします)
・ 初日は広野町を中心に回ります。新妻有機農園や広野防災緑地、
Jヴィレッジなどを見学し、話を伺います。広野町を一望出来る高倉山へは15分
ほど歩いて山頂へ上ります。
(100m程上りますので、滑りやすい靴の方は別途山に登れるシューズを持参ください)
・ 2日目は楢葉町の被災・復興状況を見学、話を伺うと共に、
昼前には鮭のやな場漁を見学します。午後は富岡町での被災・復興への取り組み
を見学・話を伺ったり、子安橋(21mの津波が到達)を巡りながら竜田駅へ。
初日:(約20km)広野駅-高倉山(歩き)-新妻有機農園-唱歌汽車の廃線トンネル
-広野・防災緑地-二ツ沼総合公園-Jヴィレッジ-宿へ
2日目:(約20km)宿-Jヴィレッジ-前原集会所跡-まなび館-鮭のやなば漁
-第2原発前-下郡山-富岡漁港-子安橋-竜田駅
Dコース主な立寄り予定地
・広野町新妻有機農園
大震災、津波、原発事故災害後、いち早く町に帰還し、水稲栽培、アヒルソーセージなど、6次化にも取り組んでいる状況を聞きます。
・広野町防災緑地
福島県内では、最初に完成した高さ10.7メートルの防災緑地。8.7メートルの防潮堤と合わせ津波被害を軽減する多重防御の役割が期待される。広野町の防災に関する取組みなどを聞きます。
・Jビレッジ
サッカー日本代表の聖地、Jビレッジに立ち寄り、全体を俯瞰することが出来る場所で再開に向けて着々と整備が進んでいるピッチの状況などを眺めつつ、Jビレッジの「これから」を聞きます。
・高倉山
麓の広野町などが望める標高121.9mの小高い山。高倉城跡遊歩道の蛇木口に自転車を置き、10分~15分で登頂。 展望台にてこれからサイクリングで巡る地域を眺めることが出来ます。
・唱歌 「汽車」に登場する廃トンネル
「今は山中、今は浜、今は・・・トンネルの闇を通って広野原」、皆さんが降り立つJR広野駅構内で目にする歌碑にも刻まれている。 この歌が作られた当時のトンネルは、今は使われておらず、廃トンネルに。このトンネルを歩くことで、「・・・闇を通って広の原」を実感していただけます。
・楢葉町前原地区集会所
楢葉町の沿岸部も津波被害を受けており、残念ながら13名の方々が命を落とされています。現在、楢葉町内で唯一、津波被害を目で見て、知ることができる場所です。
・木戸川漁協(鮭の合わせ網漁)
木戸川は事故前、毎年7万~13万匹が遡上。漁協は採卵・ふ化事業で1200万~1500万匹の
稚魚を育て、放流していました。東日本大震災の津波被害と原発事故で放流が途絶え、遡上が激減していますが、木戸川漁協は、昨年の春から稚魚の放流を再開。
木戸川の秋の風物詩、合わせ網漁を見学、話を聞きます。
・下郡山(毛萱)地区 ふるさと生産組合
この地は震災直後の2012年より営農再開を目指し、「ふるさと生産組合」が農地含有線量の低減や栽培による再生エネルギーを目的として取り組みました。その当時においては空間線量がまだ高い中、組合員の皆さんはタイベックを着ながらの作業を行いました。2013年度には試験栽培を行い、2014年には実証栽培と続き、その後作付面積を拡大しています。
・減容化施設(仮設焼却施設)
町内における可燃ごみの焼却によりその容量を減らしています。処理予定量は、225,000トン程度です。施設規模は500t/日となっています。
・子安橋、富岡漁港、富岡駅
この当たりではその土地形状からなのか21mを記録する津波の高さが計測されています。沿岸部では浜街道と防災緑地を作る予定となっています。大きな被害を受けた富岡漁港は来年度の再開に向けて復旧工事中。津波の被害で流された富岡駅は10月21日にJR再開の予定です。
(youtubeにて「富岡町 津波」と検索するとこの橋の上部からの映像を確認することができます。)
初日標高図(1マスは縦100m、横1kmです)
2日目標高図(1マスは縦100m、横1kmです)